網戸を張り替えようと店へ行ったら、押さえゴムの太さが何種類も並んでいて選べない。そんなときは、窓の大きさやゴムの色で推測せず、交換する網戸の現物を測って部品情報と照合します。同じ家の網戸でも、すべて同じ径とは限りません。買う前に対象の網戸を特定することが、買い直しを減らす出発点です。
LIXILも、実際に交換する網戸からゴムの一部を取り出し、太さを測るよう案内しています。ただし、古いゴムは硬くなったり変形したりして、測った数字だけでは判断しにくい場合があります。現物と枠の情報をそろえて確認し、太い物を力で押し込む方法は避けましょう。
まず網戸の表示と状態を残し、ゴムを安全に確認してから、径・対応する網・必要な長さを合わせて選びます。高所や特殊な構造、傷んだ枠は無理に外さず相談することで、自分で選べる範囲と任せる範囲を分けられます。
家の別の網戸や色だけでゴムのサイズを決めない
押さえゴムは、網を枠の溝へ固定する部材です。適合を考えるときは、ゴム、網、枠の溝を一組として扱います。「リビングの網戸に使えたから寝室も同じ」「黒いゴムだからこの径」といった選び方では、交換対象の条件を確かめたことになりません。
LIXILの注文前の案内では、同じ住宅でも網戸ごとに押さえゴムの径が異なる可能性があることを踏まえ、交換する現物を測る方法が示されています。窓の幅や高さと、ゴムの太さは別の情報として確認してください。LIXILの網戸張り替え注文前の注意事項
複数枚を一度に張り替える場合は、窓の場所ごとに分けて調べます。取り外した部材を全部一緒にしてしまうと、どのゴムがどの枠に入っていたか分からなくなります。袋やメモに「寝室の東側」などと書き、写真にも対応する場所を残すと混同しにくくなります。
ゴムを外す前に網戸の情報を残す
最初に、網戸全体と枠の表示、ゴムが入っている溝の写真を撮ります。メーカー名や部品番号が読める表示があれば、文字も控えてください。ゴムの実測値が曖昧な場合に、メーカーの部品情報を探す手掛かりになります。全体写真は、一般的な張り替え式の網戸か、専用の仕組みかを相談する際にも役立ちます。
網戸を外すには、外れ止めなどの操作が必要な製品もあります。方法が分からないまま強く持ち上げたり、枠をたわませたりしないようにしましょう。高い窓、外側に落下するおそれがある場所、大型で一人では保持できない網戸は、採寸のためだけに無理に取り外さず、管理会社や施工業者へ相談します。
- 交換する窓の場所を決め、ほかの網戸と区別する。
- 網戸全体、メーカー表示、ゴムと溝の部分を撮影する。
- 取扱説明書などで、通常の張り替えができる構造か確認する。
- 安全な場所で扱える場合に、指定の外し方で現物を確認する。
- 取り出したゴムと写真を同じ網戸の資料として保管する。
折り畳み式やロール式など、一般的なゴム押さえ式と異なる構造には、同じ部材が使えるとは限りません。枠が変形している、溝が欠けている、部品が割れている場合も、ゴムのサイズだけを合わせる問題とは分けて考えます。先に枠や構造の対応を確認するほうが、不要な材料を買わずに済みます。
取り出したゴムの太さを部品情報と照合する
LIXILが案内する基本は、交換対象のゴムの一部を取り出して太さを測ることです。溝に入ったまま見えている幅だけで判断せず、取り出した部分を使って確認します。古い網を再び使う予定がある場合は、外すと元の状態へ戻せなくなる可能性も考え、交換準備が整ってから作業してください。LIXILのゴム径の調べ方
測定では、ゴムを強く押しつぶしたり、引っ張って細くしたりしないことが大切です。定規で分かりにくい場合は、細かい寸法を確認できる道具や店頭での現物照合を利用します。複数の部分を見て形の違いが大きいなら、変形した一点の数字を元の規格と即断しないようにします。
外したゴムが平たくなっている、ひび割れている、途中で切れる場合は、測定値に加えて本体表示や部品情報も使います。規格の境目で迷ったときに「大きめなら抜けない」と選ぶのではなく、現物を持って店頭へ相談するか、メーカーの対応表を確認しましょう。現物を持参できるかは相談先に確かめてください。
細すぎ・太すぎを押し込む力で解決しない
細い物を重ねて使う、太い物を削る、工具で強引に押し込むといった方法で適合を補わないようにします。作業中に強い抵抗や枠の変形が出る場合は、さらに力を加える前にゴムと網の適合を確認します。入りにくいという感触だけで「新品だから硬い」と判断しないことが大切です。
| 現物の状態 | 選ぶための情報 | 購入前の対応 |
|---|---|---|
| ゴムが残り、形を確認できる | 対象網戸の実測と枠の表示 | 対応部品の寸法と照らす |
| ゴムが硬化・変形している | 現物、写真、メーカー名や品番 | 測定値だけで決めず照合する |
| 元のゴムを捨ててしまった | 枠の表示、溝と全体の写真 | 部品情報を探し、適合を相談する |
| 特殊な構造や枠の破損がある | 製品の種類と損傷箇所 | 一般のゴムを買う前に施工対応を確認する |
網も同時に交換する場合は、風通しと虫対策から考える網戸メッシュの選び方も参考にしてください。
購入時は径に加えて網と必要な長さを確認する
ゴムの径が分かっても、購入前の確認はまだ残ります。使う網の種類と厚みが適合するか、枠の構造に対応するかを、採用する部材の表示で確かめます。既存と違う網へ変更する場合は、古いゴム径がそのまま新しい組み合わせにも適切とは限らないため、網側の施工条件も読みます。
長さは、網の幅や高さではなく、ゴムを入れる溝の経路を意識して調べます。複数枚分を買う場合は、網戸ごとの必要量を分けて書き、商品の一巻きの長さと比較します。製品が指定する余裕や接合の扱いも確認し、不足分を適当につなげればよいとは考えないでください。
必要な道具も、使用するゴム・網の施工案内に合わせてそろえます。ローラーなどが指定される場合は、道具があればどんな太さでも施工できるわけではありません。適合する部材を選ぶことと、張り替えの手順を守ることの両方が必要です。購入した商品の表示と、対象網戸のメモを一緒に保管すると、次回の確認にも使えます。
サイズが分からないときの順番は、対象の網戸を決める、情報を残す、現物を測る、部品と網の条件を照らす、の順です。測りにくいゴムや特殊構造、高所作業では無理に結論を出さず、現物と写真を使って相談しましょう。推測で太さを選ぶより、交換する一枚に合う情報をそろえることが確実です。


コメント