PR

ふすま張り替えはアイロンかシールか?違いと選び方

ふすま紙の見本と張り替え道具を作業台で確認する様子 暮らし・住まい
スポンサーリンク

初めてふすまを張り替えるなら、道具が少ないシール式と、家のアイロンを使う方式のどちらがよいか迷います。違いは接着する仕組みです。アイロン式は熱で接着剤を溶かし、シール式は裏紙をはがして粘着面を貼ります。ただし、作業の手軽さより先に、ふすまの下地と商品が対応する条件を合わせて選びましょう。

アサヒペンは、ふすま紙をアイロン貼り、粘着、再湿のりなどのタイプに分けています。再湿のりは水でのりを戻す方式で、シール式とは別です。下地の傷みや既存紙の浮きを残して貼ったり、熱への適合を確認せずアイロンを当てたりすると、選んだ方式のよさを生かせません。

接着方法、下地の状態、必要な道具、寸法と施工条件の順に比べます。自宅のふすまへ使える候補を絞ってから作業をイメージすれば、貼れない紙を買ったり、別方式の直し方をまねたりする失敗を減らせます。

スポンサーリンク

アイロン式・シール式・再湿式は接着の仕組みが違う

アイロン式のふすま紙は、裏面に熱で溶けるのりが付いています。指定のアイロン操作で接着するため、水やのりを別に広げる方式とは準備が違います。シール式はあらかじめ粘着剤が付いており、裏紙をはがしながら接着します。再湿式は水を付けて裏面ののりを戻してから貼る方式です。アサヒペンのふすま紙タイプ別の説明

方式 貼り付ける仕組み 選ぶ前に見る条件
アイロン式 熱でのりを溶かして接着 熱を使える下地、アイロンの使用条件
シール式・粘着式 裏紙をはがし粘着面で接着 貼る面の状態、対応下地と施工手順
再湿のり式 水でのりを戻して接着 水を使う準備、対応する下地と乾燥

「のりが付いている」と書かれていても、すべてが同じ貼り方ではありません。シール式へ水を付ける、再湿式を乾いたまま押さえる、アイロン式へ別の接着剤を足すなど、方式を混ぜた施工は避けます。商品の表に書かれた名前だけでなく、裏面の施工説明まで読んでください。

下地と今あるふすま紙の状態を先に調べる

まず、貼りたいふすまの種類と現在の表面を確認します。木の骨組みを持つふすま、軽量な芯材を使う製品、表面に別の仕上げがあるものでは、適合を同じに考えません。構造が分からない場合は、購入時の資料や建具の情報を調べ、商品メーカーや施工店へ確認します。見分けるために枠を無理に分解する必要はありません。

既存紙の破れ、浮き、しわ、汚れ、重ね貼りの履歴も確認点です。アサヒペンのアイロン貼りの手順は、貼る面のほこりや汚れを取り、破れた場所を補修し、下地をよく乾かしてから進める内容です。接着方法を選んだだけでは、下地の凹凸や浮きの問題までは解決しません。アサヒペンのアイロン貼りタイプの下地準備

古い紙の上へ貼れる商品でも、傷みがあってよいとは限りません。アサヒペンのFAQにも、破れや剥がれがある場合の下地補修や、重ね貼りが厚くなった場合の扱いが示されています。何枚でも重ねて隠せるとは考えず、購入する商品の条件に合う状態へ整えます。アサヒペンのふすまに関するFAQ

熱を使ってよいか確認できないときはアイロンを当てない

アイロン式を選びたい場合は、ふすま側と紙の商品側の両方で、対応条件を確認します。「アイロン貼り」と書かれた紙ならどんな板や芯材にも施工できるという意味ではありません。熱に弱い芯材や特殊な表面の可能性がある場合は、材質を確認するまで加熱を試さないでください。

賃貸のふすまなら、方式を選ぶ前に管理会社へ張り替えの可否と材料を確認します。貼った紙を後で剥がせるという商品説明だけで、賃貸の原状回復が保証されるわけではありません。DIYしてよい範囲と、指定の施工が必要かを先に決めましょう。

道具と作業の進め方を比べる

アイロン式では、指定条件で使えるアイロンと、安全に熱い器具を置ける作業環境が必要です。ふすま全体へ無理なく手が届く場所を確保し、コードを引っ掛けない位置へ通します。アサヒペンの手順は、位置合わせ後に所定の順番で加熱し、当て残しを避ける方法です。一点を強く押し続ければよいわけではありません。アサヒペンのアイロン貼りの施工手順

同社は、強く押さえすぎると骨組みの跡が残ることや、温度不足・動かし方によるふくらみにも注意を示しています。温度やスチームの扱いは、使用する紙とアイロンの説明に従ってください。別商品の温度や移動速度をそのまま使わず、低温で付かないから長時間同じ場所へ置く、といった独自調整は避けます。アサヒペンの加熱時の注意

シール式は熱接着の工程がありませんが、大きな紙の位置を合わせながら粘着面を扱う作業があります。裏紙をどこまで外して始めるか、どの方向へ貼るかは採用品の手順を確認します。最初に裏紙を全部はがすなどの進め方を独断で決めず、紙が意図せず折れたり貼り付いたりしない作業場所を確保しましょう。

修正の可否は商品の説明で判断する

貼り直しやしわの直し方は、方式だけで一律に保証できません。アイロン式で紹介される加熱による手直しを、シール式へ応用しないでください。アサヒペンのアイロン貼りの説明も、下地処理の不足や作業上のしわは手直ししても直らない場合があるとしています。アサヒペンの仕上がり後のふくらみに関する説明

粘着式でも、何度でも剥がして貼れるとは限りません。接着面や紙が傷んだ場合は、力で引いて戻そうとする前にメーカーへ確認します。初心者向けという表示があっても、下地処理や位置合わせが不要になるわけではないため、最初に全工程を読んでおくことが大切です。

施工後にしわが残った場合は、ふすま紙の種類に応じたしわの確認点も参考にしてください。

購入前に寸法と施工条件をまとめる

紙の必要量は、ふすまの枚数、幅と高さ、片面か両面か、柄合わせの条件で確認します。「一枚分」という商品でも、自宅のふすまの寸法に合うかは別です。二枚並ぶふすまは柄の位置や高さもそろえる必要があるため、カット前に配置を決めます。

  1. ふすまの種類と貼る面の材質を確かめる。
  2. 破れ・浮き・重ね貼りの状態を写真とメモで残す。
  3. 幅・高さ・枚数と柄合わせの条件を確認する。
  4. 候補商品の対応下地と必要な道具を照らす。
  5. 引手や枠の扱い、施工順、修正方法まで読んでから購入する。

アイロン式は熱の扱い、シール式は粘着面の位置合わせという違いがあります。どちらが簡単かだけではなく、自宅の下地へ使えること、必要な道具と作業場所を用意できることを基準に選びましょう。構造や適合が分からない場合は、紙を買って試す前に、写真と寸法を使って販売元や施工店へ確認してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました