ハングルの一覧を探すと「基本24字」「40字」など数え方が違い、どこから覚えるのか戸惑うことがあります。基本24字は子音14字と母音10字を合わせた数です。さらに組み合わせた字母などを含めると、音節の初めに使う子音は19字、母音は21字になります。同じ範囲を違う数で数えているのではなく、基本字母と拡張を区別した一覧だと考えましょう。
韓国語の文字は、子音と母音をばらばらに横へ並べるだけではなく、音節ごとのまとまりに組み立てます。初声に置かれるㅇは音を表さず、母音で始まる音節の形を支えます。一方、下側の終声は位置も役割も異なるため、字形と配置を一緒に見ることが大切です。
ここでは基本子音・母音の表、初声19字・母音21字の一覧、文字の組み方を順に整理します。カタカナは発音の近似にとどめ、まず字母を見分けて音節へ分解する手順をつかむために使ってください。
ハングル一覧は基本字母と拡張を分ける
最初に全体を確認するなら、基本の子音14字と母音10字、次に拡張を含む初声19字と母音21字を分けます。韓国国立国語院「About Hangeul」は、基本24字と組み合わせによる16字を示したうえで、初声・中声・終声の字母を説明しています。
| 数える範囲 | 内訳 | 何を見る一覧か |
|---|---|---|
| 基本24字 | 子音14字、母音10字 | 基本となる字母 |
| 初声19字と母音21字 | 拡張した字母も含める | 音節の初めと母音の位置へ使う字母 |
| 終声の字母 | 単字16、複字11 | 音節の下側に置かれる字母 |
一覧を使う目的は、文字を見てどの部品から成るのか確かめることです。数を覚えたことだけで、単語の意味や実際の発音がすべて分かるわけではありません。まず基本字母の形を見分け、組み合わせた文字を読む順に進めると、学ぶ範囲を整理できます。
基本24字と初声19・母音21の違い
初声とは音節の初めに置く子音の位置で、中声は母音の位置です。基本子音14字へㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉの5字を加えると、初声で使う19字になります。母音は基本10字へ11字を加えると21字になります。
「ハングルは24字」という説明は基本字母の話で、「子音19、母音21」という説明は拡張を含めた話です。この違いを知らずに表を比べると、どちらかに文字が足りないように見えることがあります。一覧のタイトルや注記から、基本だけを載せた表かどうかを確かめましょう。
また、初声の数と終声の表記数を混ぜないようにします。同じ字形が出てきても、音節のどの位置で使うかという分類が違います。読む練習では「子音か母音か」に加え、「最初の位置か、下の位置か」を見ることが次の手がかりです。
子音と母音の一覧
まず基本字母を一覧で確認します。以下のラテン文字は字形を区別するためのローマ字表記の目安で、個々の語の発音を常に一つの音へ固定する記号ではありません。日本語のカタカナだけで韓国語の音を正確に示すこともできないため、音声と合わせて学びます。
子音14字・母音10字から確認
| 字母 | ローマ字の目安 | 字母 | ローマ字の目安 |
|---|---|---|---|
| ㄱ | g / k | ㄴ | n |
| ㄷ | d / t | ㄹ | r / l |
| ㅁ | m | ㅂ | b / p |
| ㅅ | s | ㅇ | 初声では無音 |
| ㅈ | j | ㅊ | ch |
| ㅋ | k | ㅌ | t |
| ㅍ | p | ㅎ | h |
| 字母 | ローマ字の目安 | カナの近似 |
|---|---|---|
| ㅏ | a | ア |
| ㅑ | ya | ヤ |
| ㅓ | eo | オに近い音 |
| ㅕ | yeo | ヨに近い音 |
| ㅗ | o | オに近い音 |
| ㅛ | yo | ヨに近い音 |
| ㅜ | u | ウに近い音 |
| ㅠ | yu | ユ |
| ㅡ | eu | ウに近い音 |
| ㅣ | i | イ |
ㅓとㅗ、ㅜとㅡは、カナにすると似た表記になっても同じ母音ではありません。表のカナを正確な発音の代わりにせず、字形の違いと音声を結び付けましょう。ㅏとㅑ、ㅗとㅛのような形の違いも、短い線の数まで見て区別します。
| 分類 | 一覧 |
|---|---|
| 初声19字 | ㄱ ㄴ ㄷ ㄹ ㅁ ㅂ ㅅ ㅇ ㅈ ㅊ ㅋ ㅌ ㅍ ㅎ ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ |
| 母音21字 | ㅏ ㅑ ㅓ ㅕ ㅗ ㅛ ㅜ ㅠ ㅡ ㅣ ㅐ ㅒ ㅔ ㅖ ㅘ ㅙ ㅚ ㅝ ㅞ ㅟ ㅢ |
字母一覧は国立国語院の掲載リストと対応しています。拡張した字母を見つけたときに基本表のどこへ無理に当てはめるか考えるのではなく、別の字母として確認してください。
音節ブロックを組み立てる
ハングルは子音と母音を音節ごとのまとまりに組みます。自作の組み立て例では、ㄱとㅏで가、ㄴとㅏで나になります。가は四角いまとまりの中で左にㄱ、右にㅏが配置された形です。文字を読むときも、完成形を部品へ分けて見られます。
母音が縦方向の形か横方向の形かによって、子音と母音の配置が変わります。例えばㄱとㅗなら고となり、上側にㄱ、下側にㅗが配置されます。ㄱとㅏを組む가と比べると、同じ子音でも母音に合わせて位置関係が変わることが分かります。
| 部品を確認する例 | まとまった形 | 見るポイント |
|---|---|---|
| ㄱ + ㅏ | 가 | 左の子音と右の母音 |
| ㄴ + ㅏ | 나 | 子音を変えても母音はㅏ |
| ㄱ + ㅗ | 고 | 上の子音と下の母音 |
| ㅇ + ㅏ | 아 | 初声のㅇは音を表さない |
| ㄱ + ㅏ + ㄴ | 간 | さらに下へ終声ㄴが入る |
表は字母を組む仕組みの説明用です。組み合わせだけを覚えれば、すべての単語の発音変化まで判断できるわけではありません。最初は一つのブロックを見て、子音と母音、終声があるかを確認する練習に使いましょう。
初声のㅇと終声の違い
国立国語院は、初声のㅇは音を持たないと説明しています。例えば아では、子音の位置をㅇが埋め、母音ㅏの音で始まります。字母が書いてあるからといって、初声のㅇを独立した子音の音として足すわけではありません。
一方、終声は音節の下側に来る子音で、パッチムとも呼ばれます。初声のㅇが無音という説明を、終声を含むすべての位置へ当てはめないことが大切です。国立国語院の一覧では、終声として単字16と複字11が示されています。
終声を含む文字を見たら、まず上側にある初声と母音を確認し、その後に下側の字母を見ます。複数の字母が並ぶ終声や、次の音節とのつながりによる読み方は、音声を伴う別の学習として進めましょう。
カタカナ読みだけに頼らない練習
カタカナは最初の手がかりになりますが、似たカナで示される異なる母音や、子音の違いを十分に表せません。ハングルを見ずにカナだけを読む練習へ偏らないようにしましょう。見分けることと発音することを分けて確認すると、何を練習するかが分かります。
- 基本子音14字と母音10字の形を照らし合わせる。
- 가や고のような短い形を部品へ分ける。
- 初声、母音、終声の位置を確認する。
- 音声を聞き、字母と音を対応させる。
- 拡張した字母や単語へ範囲を広げる。
人名や地名などの固有名詞は、日本語のカナから独自に綴りを決めず、本人や公式資料が示すハングルを確認します。一覧は部品を見分けるために使い、単語の意味や実際の発音は音声・辞書と組み合わせて学びましょう。


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