「Jesu, Joy of Man’s Desiring」や「jesus joy of man’s desiring bach」で探している曲は、日本語で「主よ、人の望みの喜びよ」と親しまれるバッハのコラールです。原曲を聴きたい場合は、英語の通称だけでなく、教会カンタータBWV147と、その第6曲・第10曲を手がかりにすると見つけやすくなります。
BWV147全体は全10曲の2部構成で、有名な旋律は各部の終わりに現れます。英語の題名はカンタータ全体の正式題名ではなく、ピアノやオルガンなどで聴いた版も、声楽を含む原曲と同じ録音とは限りません。作品全体、曲番号、編曲という三つを分けることが、探している演奏へ進む近道です。
以下では英語名と邦題、原曲の構成、第6曲と第10曲の位置、旋律の由来と後の編曲の違いを整理します。正規公開の演奏と版情報を照合し、耳にした曲が作品のどの部分・どの編成なのかを判断できるようにします。
Jesu, Joy of Man’s Desiringはどの曲か
英語でJesu, Joy of Man’s Desiringと呼ばれる曲は、バッハのBWV147から独立して広まった有名なコラールです。日本語では「主よ、人の望みの喜びよ」という通称で知られます。検索語でJesusと入力していても、正規の演奏資料ではJesuという表記が使われることがあるため、題名と作品番号を組み合わせて確認しましょう。
オランダ・バッハ協会のBWV147解説と演奏は、作品全体と、有名なコラールの関係を確認できる公開資料です。まず聴き覚えのある英語題名を入口にして、BWV147という作品番号へ結び付けると、通称の違いだけで別作品だと思うことを避けられます。
ただし、英語題名をドイツ語原題の逐語訳だとは考えないでください。広く使われる英語名、日本語の通称、原作品の題名は、それぞれ違う範囲を指す場合があります。題名の単語だけを訳すより、どの作品のどの部分かを見る方が、曲を特定する目的に合っています。
配信や動画に同じ英語名が付いていても、声楽曲なのか器楽編曲なのかまでは題名だけで決まりません。曲名が一致した後も、編成や編曲者の表示を確認する必要があります。
原曲は教会カンタータBWV147の一部
原曲の作品全体は、Herz und Mund und Tat und Lebenという教会カンタータ、BWV147です。全10曲・2部構成の作品で、「主よ、人の望みの喜びよ」という通称だけから、この全曲が一つの短い器楽曲だと思い込まないことが大切です。
| 名前・番号 | 確認する対象 |
|---|---|
| Jesu, Joy of Man’s Desiring | 独立して広まったコラールの英語通称 |
| 主よ、人の望みの喜びよ | 日本語で親しまれる通称 |
| Herz und Mund und Tat und Leben | カンタータ全体の原題 |
| BWV147 | 原作品を特定する作品番号 |
カンタータ全体を聴きたいならBWV147の全曲演奏、有名な部分だけを探したいなら曲番号付きのコラール演奏というように、目的を分けて探せます。英語題名だけで検索すると短い抜粋や編曲が並ぶ場合があるため、全曲を探している人は作品番号も加えると整理しやすくなります。
教会のための声楽作品であるという背景は、器楽版との違いを考える手がかりになります。ただし、背景を知ることと、宗教的な意味を一つに決めつけることは別です。聴きたい演奏を選ぶ際は、声楽を含むカンタータの全曲演奏か、よく知られるコラールの抜粋かを、曲目一覧で確かめましょう。
第6曲と第10曲を分けて聴く
有名な旋律を原作品の中で探す場合は、第1部の終わりの第6曲と、第2部の終わりの第10曲を確認します。Bach ChoirのBWV147解説も、各部の終わりにある類似したコラールの関係を説明しています。
| 曲番号 | 名称の手がかり | 作品内の位置 |
|---|---|---|
| 第6曲 | Wohl mir | 第1部の終わり |
| 第10曲 | Jesus bleibet meine Freude | 第2部の終わり |
オランダ・バッハ協会の公開演奏では、全体と該当する曲を確認できます。ページの曲別の案内で番号と題名を照合し、第6曲と第10曲を聴き比べてみましょう。ページの表示方法が変わる場合もあるので、特定のボタンの位置や固定タイムスタンプだけに頼らず、曲番号を手がかりにします。
同じ有名な旋律が聴こえても、第6曲と第10曲を一つのトラックだと考えないことが大切です。配信のタイトルが短い場合は、どちらの抜粋なのか、原作品全体の演奏なのかを演奏情報で確認してください。
音源を探すメモには「BWV147、第6曲または第10曲、声楽を含む演奏」という形で条件を残すと、曲名が違って見える資料でも照合しやすくなります。聴きたい部分が分かった後に、作品の前後の流れへ戻ることもできます。
バッハのコラールと後の編曲を混同しない
Bach Choirの解説によると、コラールの旋律の由来にはJohann Schop、詩にはMartin Jahnの賛美歌が関わります。バッハの作品として親しまれていることから、旋律やテキストのすべてをバッハが新しく作った、とまとめないようにしましょう。
オランダ・バッハ協会は、1716年に書かれた素材を基に、1723年のライプツィヒでの作品に有名なコラールなどが追加された経緯を紹介しています。作品番号が同じでも、成り立ちを知ると、単独で有名になった部分と作品全体の関係を捉えやすくなります。
一方、普段聴いている録音がピアノやオルガンなどの演奏なら、器楽向けの編曲として情報を確認します。同じ曲名だからといって、その録音をカンタータの声楽原曲そのものと呼ぶ必要はありません。旋律の共通点と、演奏の編成の違いを分けて考えます。
編曲版を選ぶときも、未確認の編曲者名や難易度を補うのではなく、録音や楽譜に記載された情報を見ましょう。ピアノやオルガンの版を探す場合は、演奏楽器と編曲者の表示を見てから、声楽を含む原作品との違いを聴き比べましょう。
正規の演奏と版情報を確認して曲を探す
探し方は、作品番号、曲番号、編成、演奏者や編曲者という順に整理できます。まずBWV147を基準に原作品へたどり着き、有名な部分なら第6曲・第10曲を確認します。その後、声楽を含む原曲か、器楽編曲かを見分けましょう。
- 作品番号はBWV147か
- 全曲か、第6曲・第10曲などの抜粋か
- 声楽を含む編成か、ピアノなどの器楽版か
- 演奏者と、表示されている編曲者は誰か
- 聴取・楽譜の利用条件はどこに書かれているか
公式に公開された演奏を聴けることと、音源を別の動画や商品へ転用できることは同じではありません。録音の利用や楽譜の複製を考える場合は、公開状態だけで判断せず、その録音や版の利用条件を確認してください。
まずはオランダ・バッハ協会の正規公開演奏で作品名と該当曲を照合してみましょう。通称、作品全体、編曲の三つを分ければ、同じ旋律の違う録音が並んでも、聴きたい原曲を選びやすくなります。


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